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【宮城隠れ映えスポット】ここ知ってる?まるでジブリの世界へ――海に消える線路を探検!

みなさんこんにちは。けーごさんです。
もうすっかり秋ですね。毎年どんどん秋が短くなっている気がする。。。。個人的に秋は結構好きなんだけどな。。。

そんな哀愁漂う季節、宮城県にある不思議な隠れスポットに足を運んでみませんか?

場所は宮城県・東松島市。松島湾の奥、宮戸島のさらに先に――海の中へ消える線路があります。
その名も 「第146震洋隊基地跡(だい146しんようたいきちあと)」
まるで『千と千尋の神隠し』のワンシーンのような幻想的な風景が、今も静かに残されています。

Table of Contents

 

 

ここはどんな場所? ― 海に沈む線路の正体

戦時中、日本海軍が開発した「震洋(しんよう)」と呼ばれる特攻艇を格納・搬出していた基地の跡地だそう。
この海に向かう線路は、かつて爆薬を積んだ小型艇を海へ送り出すための滑走路でした。終戦とともに使われなくなり、今では自然に呑み込まれるようにして、静かに海へと続いている。

線路の先は潮の満ち引きによって表情を変え、干潮時にはレール全体が姿を現し、満潮時には水面下へ消えていきます。その光景は“時間が止まったような異世界”と評され、カメラ好き・旅好きの間で密かな人気スポットになっています。

行き方・アクセス

  • 所在地:宮城県東松島市宮戸字大浜付近
  • アクセス:JR仙石線「野蒜(のびる)駅」から車で約20分
  • ナビ目標:「宮戸島 震洋隊基地跡」または「大浜海水浴場(旧鮫ヶ浦方面)」で検索
  • 駐車:専用駐車場なし(付近に路肩スペースあり/地元の迷惑にならないよう注意)

場所はちょっと分かりずらい。
地図通りに行くと、恐らく小さい港みたいなところに着くと思います。

 

 

目的地の場所的に港の奥にあるのかな?と思いがちだが、実はここまで行くと行き過ぎです。

実際は港に行く前の分かれ道を進みます。

車は通れないので、港付近に駐車

港を背にして見て、このT字路を左側(ミラー側)に徒歩で進みます。
ここからは車で行けないので、ご迷惑にならないように駐車しましょう。

細い道をひたすら歩く

ちょっと怖い感じになっても進む

洞窟が見えてくるので、怖くても進む

洞窟内は一本道(なはず)だから、ひたすら真っ直ぐ進むのですが、この中は本当に真っ暗なので、スマホをライトを使いましょう。

 

 

光を目指して進む

トンネルを抜けても変わらず細い道

時期にもよりますが、虫には注意です。
私が初め行ったのが去年の9月頃でしたが、油断すると顔面に蜘蛛の巣(本体つき)ダイブしそうになったり、デカ目の蜂なんかもいましたので。。。。

ここまでくるとそんなに時間はかからず、目的地の隠れ港につけます。
車を置いた場所から目的地までは、歩きで大体10分〜15分ぐらいでしょうか?

撮影スポット・ベストタイム

哀愁漂う不思議な空間ですが、実は時間帯で印象が違ってきます。
このスポットの醍醐味は、なんと言っても光と潮の変化による“表情の違い”。

  • 朝(6〜8時):淡いブルーと光の反射が幻想的。
  • 夕方(16〜18時):オレンジの斜光がレールを輝かせ、まさに“ジブリの世界”。
  • 曇りや霧の日:霧に包まれた線路が異世界感を増す。

現地での注意点

  • 私有地や立入制限区域があるため、案内看板や注意掲示を必ず確認。
  • 崩落やぬかるみがあり、滑りやすいのでスニーカー・長靴がおすすめ。
  • トンネル内は暗く、コウモリなどが出ることも。ライト必須。
  • 携帯電波が届かない場所もあるので、複数人での行動が安心。
  • ゴミの持ち帰り、静かな見学を心がけましょう。

 

 

ちょっとした豆知識

・「震洋隊」は太平洋戦争末期に全国の海岸に約120基地が作られ、その一つがここ宮戸島。
・宮城県内ではこの場所以外にも、気仙沼や女川にも震洋隊跡が確認されています。
・2025年現在、この遺構は保護対象ではなく、地元有志による草刈りや清掃活動で維持されています。

まとめ:忘れられた線路が語るもの

第146震洋隊基地跡の線路は、戦争という悲しい記憶を経て、いまは静かな自然の一部になりました。

最初は少し怖い雰囲気の道ですが、トンネルを抜けて線路を見た瞬間、息をのむほどの美しさ。静けさと波の音、そして風の匂い――そのすべてが心に残ります。

観光地ではないけれど、だからこそ本物の“時間の止まった場所”を感じられます。
ジブリのような幻想的な景色の裏には、確かに人々の記憶と祈りが眠っています。

異世界のような風景を求めて訪れる人も、歴史をたどる人も。
この場所で過ごす数分間は、きっと忘れられない時間になるはず。

上記で紹介した通り、中には暗闇だったり虫だったりと少し危険な箇所もあるので、行かれる際は装備を怠らず、十分注意して向かってくださいね。

それでは。

 

 

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