ついに発売されたGoogleの最新フラグシップモデルPixel8 Pro。
発表会後すぐさま注文して10月12日よりPixel6Proから無事乗り換え。
使い始めてまだそこまで日がたっていないが、使用感やPixel6Proと比較通じて、進化した点やオススメポイントなどPixel8 Proの魅力を紹介。
発売当初すぐに記事を上げようと書き進めていたのに結果的に発売から1ヶ月以上タッチャッタ・・・
目 次
デザインとビルド品質
Pixel8Proはシックで洗礼されたデザイン。
Pixelの代名詞でもあるカメラ部分も金属フレームになっており、よりクールで高級感が高まった。
6Proと比べてみてもカメラの出っ張りは変わらないけど、慣れもあると思うがそこまで気にならない。
また背面の触り心地も変わった。
6Proはツルツルしているのに対し、8Proはサラッとしていて個人的にはこっちの質感の方が好きだ。
6Proと比べ8Proの方が若干高さが低くなった
ボタン配置は変更はなく、電源ボタンと音量ボタンUP/Downは右側に配置。
しかし、6Proと比べ電源ボタンが非常に押しやすくなった。
見た目的にはボタンの高さや大きさはほぼほぼ変わりないと思うんだけど、少しだけボタンの横幅が広くなったのかな??いずれにしろ地味だけど良い進化。
ディスプレイ
左:Pixel6Pro 右:Pixel8Pro
Pixel8Proは6.7インチのDynamic AMOLEDディスプレイを搭載しており、脅威の1440×3120ピクセル解像度で色再現性が向上している。上記の写真で比べてみるとPixel6は少し暗く感じてしまうのに対し、8Proはハッキリとした画面の印象。
スマホゲームをしていても、前よりも色彩が鮮やかになったと感じるし、同じ明るさの自動調整を設定していてもPixel8Proの方が明るく画面が見やすい。(文字も然り)
ちなみにこの画像はPixe8Proを購入したら貰えた画像。
お馴染みの恐竜(名前不明)が可愛い。
また以前は画面の左右がエッジ式になっておりカーブしていたのだが、今回の画面はフラットになっている。
パフォーマンスとバッテリー寿命
Pixel6から搭載されたGoogleのオリジナルのチップ"Tensor"も今回のPixel8で早いもので3代目の"Tensor G3チップ"へ。
CPUやGPUなどの性能が上がりより高性能なスピードで処理することができ、バッテリー持ちも”バッテリーセーバー”というモードを使うことで、余裕で1日スマホのバッテリーをもたせることができる。
Pixel8Proに限らず、2年使ったPixel6Proのバッテリーがいまだに一日以上持つことからTensorチップは改めて、Snapdragon(その他のAndroidに搭載されているチップ)よりも優秀なチップなのかもしれない。
バッテリーに関しては6Proでも優秀だったので、今回8Proになったことでそこまで差は感じれていないが、発熱問題は明らかに改善してきていると実感する。
また、30分の充電で50%まで回復する急速充電機能も搭載しているのでバッテリーの不安から解放される。
Android14
Pixel8/Proに限った話ではないが、つい先日Pixelシリーズのみ先行で Android14がバージョンアップできるようになった。(Pixel8/Proはデフォルトで Android14)
- ロック画面のカスタマイズが可能に。
- 点滅による通知
- オリジナル壁紙の作成
ロック画面のカスタマイズ
まずはロック画面のカスタマイズができるようになった。
内容はまぁ微妙なんだけど少し便利にできる。
『設定→壁紙とスタイル』
ここでは、ロック画面の時計のフォントや色、サイズを変更できる。
この機能はどうでもいいんだけど、ロック画面に表示されるショートカットも編集できるのが地味に便利だ。
これにより、ロック画面から長押しですぐさまツールを起動できるようになる。
表示できるショートカットは8個。
- Home
- QRコードスキャナ
- ウォレット
- カメラ
- サイレントモード
- ビデオカメラ
- ミュート
- ライト
これを左右に一つづつロック画面に配置することができる。
点滅による通知
『設定→通知→点滅による通知』
この機能はスマホに通知が届くと画面全体が指定した色で光って通知を教えてくれるという機能。
12色から点滅の色を選べる
せっかくなので2日ぐらい設定して試してみたけど、やはり個人的にはいらない機能だった。
オリジナルの壁紙作成
『設定→壁紙とスタイル→その他の壁紙』
オリジナルの壁紙をつく方法は二つ。まずはいらん方から。
好きな絵文字で壁紙が作れるというもの。
”絵文字ワークショップ”から行う。
結構な数の絵文字が出るので
好きなものを選択
表示されるパターンや色を選択
オリジナルの絵文字壁紙の完成
(言わんこっちゃない)
もう一つはAIを使って作る壁紙。
これは中々エモい感じにできるので結構いい。
絵文字ワークショップの反対側にある”AI壁紙”から行う。
空想的や鮮やかなどのテーマを選ぶ
下線が入っているところをタップ
下線部分を変更することでAIが画像を作成してくれる
AIが作ってくれた画像
結構完成度が高い幻想的な画像を作ってくれる。
ただ弱点は多分設定を揃えても同じ画像を作ってくれない。
何度か試したけど全く同じ画像を作ってくれることはなかったので、少しでも気に入ったものは保存しておくのが良いかも。
あと、Android14に関係ないかもしれないが個人的におっと思ったのが、 Google検索の際に同時に対話式AI『Bard』が使えるようになったこと。
例えばGoogleの検索枠に「Android14」と検索をかけてみると、検索したプロンプト(ワード)についてAIチャットができるようになった。
(サブ機のOPPOでは表示されていないので、Android14からの追加だとは思うんだけども・・・違ったらすいません)
同じ対話式AI『ChatGPT』と比べると、やはりChat GPTの方に軍配が上がるので今後に期待。
カメラ
Pixel 8Proで撮影
Pixelシリーズはカメラ性能の高さで知られており、今回はもちろんそのレベルをさらに超えてきた。メインカメラは50MPの解像度でさらに細部まで美しい描写が可能に。
またカメラの画角も変わりました。
広角はより広角に。
ズームはよりアップにできるように。
右:8Pro 左:6Pro
右:8Pro 左:6Pro
ズームはPixel6Proでは最大20倍だったのに対し、8Proは30倍までのズームが可能になった。
Pixel8 Proで撮影
画質も以前よりクリアで色彩が自然に強調されているのも素晴らしい。
写真を撮る人じゃないとあまり馴染みがないと思うが、Pixel6ProではISO感度やシャッタースピードなど設定できなかったが、今回の8Proにはホワイトバランス等設定がいじれるようになったのも嬉しいポイント(逆に何故いじれなかった)
AIカメラと言われる所以
Pixel8Proのカメラは人工知能、すなわちAI技術を利用して写真のプロセスを自動化し、改善してくれる。
- シーン検出と最適化
Pixelのカメラは撮影されるシーンをリアルタイムで分析し、それに合わせて設定を自動で調整します。たとえば、ビーチで撮影するときAIは青空と海の色を認識し、色彩バランスを最適化してくれます。 - HDR+とデュアル露光コントロール
HDR+モードは複数の露出で撮影された画像を合成し、光と影の詳細を最適に保つことができます。AIはシーンの明るさを判断し、どの画像を合成すれば最適な結果が得られるかを計算します。 - ポートレートモードとボケ効果
AIは被写体と背景を識別し、自然なボケ効果を生成します。これによりプロフェッショナルなカメラで撮影されたかのようなポートレート写真をスマートフォンで簡単に作成できます。 - スーパーレゾズーム
AIは画像処理アルゴリズムを使用して、デジタルズーム時の画像の細部を保ちながらクリアな画像を生成します。これにより光学ズームに頼らずに高品質なズーム画像が得られます。 - ナイトサイトとアストロフォトグラフィー
AIは低照度の環境での撮影においても詳細を捉え、ノイズを低減し暗い場所でも明るくクリアな写真を生成します。星空撮影の場合、AIは星の動きを検出し長時間露光を調整してきれいな星空写真を撮ることができます。 - リアルトーン
AIは肌の色を正確に再現するためのアルゴリズムを使用し、異なる照明条件下でも一貫性のある肌色を提供します。 - オブジェクト認識と自動調整
カメラAIは写真内のオブジェクトを認識し、それに応じて画像の露出、彩度、コントラストなどを調整します。例えば食べ物の写真を撮る際には、色鮮やかで食欲をそそるような画像に自動調整します。
その他にも、今やPixelの代名詞?となった撮った写真に映る不要な部分を消してくれる”消しゴムマジック”や、今回より追加された複数の写真を合成して、最高の集合写真を作ってくれる”ベストテイク”や不要な音を消すことができる”音声消しゴム”が追加され、ますますAIスマホとして唯一無二のスマホになるだろう。
音声消しゴムマジック
Pixel8Proの残念な点
1ヶ月ほどPixel8Proを使ってみて個人的に残念に思ったことは3つ2つある。
- 価格高騰
- 温度計
- Android 14
価格高騰
ご存知の通り、今は歴史的円安のせいなのか、Pixelユーザーが一定になったので刈り取りに戦略シフトしたのかPixelの価格が上昇。
Androidの中でおすすめのスマホでもあるが、コスパは以前よりも低下したのは残念。
温度計
今回より追加された温度計機能。
人の体温は測れないという話だったが珍しい面白い機能。
だったんだけど、測定の精度が恐ろしく使えない。
使い方を紹介させてもらうと
まずはプリインストールされている”温度計”を起動して、下部にあるボタンから測定したいものを選択する。
デフォルトでも計測は可能だけど、より正確になると思うので測定前にあらかじめ選択しておくと良い。
あとは測りたいものに向かって測定ボタンを押すと、温度を測定してくれるんだけど絶対そんなわけない温度が測定される。
これは熱湯を測ったものです。
面白い機能だなっと思っていただけに残念。
何測っても20数度になる・・・。
SNSを見ると、他の方はちゃんと測定できているようなので自分の子の初期不良と思われる。
と、思っていたらあり得ない測定不具合の原因がわかりました。
カメラ部分に保護シートを貼ると正確な測定ができないとのこと。
物は試しとカメラにつけていた保護シートを外して測定した結果、ちゃんと測定できました!!
水に氷を入れて少ししてから計測
今までならどれを計測しても20度台しかならず変化なかったので、やはり原因はカメラの保護シートが原因と言って間違いないだろう。計測機能を使いたい場合は気をつけよう。
本来なら残念ポイントに入れていたけど、晴れて無罪にします。
こいつのせいか・・・
Android14
先ほども触れたけど、Android14はPixelに先行搭載されている最新OS。
なので、その最新のOSにアプリ自体が追いついていないパターンが多い。よって、アプリによってはソフト落ちなどの不具合を起こすものもある。
これは仕方ないことだし、いずれ各アプリがバージョンアップすることによって解決することなので暖かく見守ってほしい。
おまけ
Pixel8Proの箱が可愛い
おまけのおまけ情報。
Pixel8Proには先着順でおまけがついてきた。
25周年記念ピンバッジ
Google創立25周年として、例の恐竜のピンバッチがついてきた。
可愛いし、結構レア感ある?
Google巾着袋
これから紹介するノベルティーが入っていた袋なんだけど
これはこれで普通に使えそう。
スマホポーチ
スマホなどを入れて入れることができるポーチ。
肌触りはレザーのような質感で心地よい。
奥行きが狭いポケットと、スマホ用に奥行きが深いポケットが二つあり
蓋はマグネットでしっかりと閉じることができる。残念な点は結構マチが狭く使い勝手がちと悪い。使っていけば馴染んでくるかも?見た目は可愛くて良い感じ。
スペックと総評
ディスプレイ: 6.7インチ
解像度1440x3120 (QHD+) 有機EL
最大120Hzのリフレッシュレート
プロセッサー: Google Tensor G3
RAM: 12GB
ストレージ: 128GB/256GB/512GB
バッテリー: 5050mAh
USB-PD 3.0対応の急速充電、Qi対応のワイヤレス充電
カメラ: 5000万画素の広角
4800万画素の超広角と望遠のトリプルカメラ
特徴
【カメラ性能】特に優れたカメラ性能が特徴で、AIを利用した機能や高画質な写真が魅力。
【AI機能】Google Tensor G3により、AI関連の計算能力が向上。
AIを利用した「ベストテイク」や「音声消しゴムマジック」などの新機能が魅力。
【ゲーム性能】一般的なアプリの動作は快適だが、負荷の高い3Dゲームでは重さを感じることがある。
【外観デザイン】フラットディスプレイ採用で誤操作が少なく、ガラスフィルムが貼りやすい。
Pixel 8 Proは、高性能カメラと独自のAI機能を備えたモデルで、特に写真撮影を重視するユーザーにとって非常に魅力的な選択肢です。
その一方で、高負荷のゲームでは若干のパフォーマンスの低下を感じる場合があるので、ゲームをメインで考えている方は違うスマホの方が良いかもしれません。
全体的には高機能なカメラとAI機能を搭載し、日常使用や写真撮影に非常に適したスマートフォンと言える。
現在GoogleストアではBlack Fridayセール中なので、気になる方はこの機会に手に入れることをお勧めする。
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