本日は、珍しく本の紹介。
なかなか知ることの出来ないような職業にスポットライトを当てた衝撃の本「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」を紹介してみる。
この一冊は、私たちの日常からは想像もつかない火葬場の裏側を描いた、非常に珍しいエッセイ漫画。
Table of Contents
火葬場という職場
この本の舞台は火葬場。
一般にはあまり知られていないこの場所で、主人公の下駄華緒さんは「人生の最後を見届ける」という重要な役割を果たす。彼の日々の業務は、亡くなった方をあの世へと送り出すこと。
そこには予想もしないような出来事が日常茶飯事で起こる。
死と向き合う日々
著者は1万人もの遺体を扱う中で、火葬炉の中での遺体の動きや、火葬時の破裂事故など、語られることの少ない火葬の実態を赤裸々に綴っている。(ここで働く人にはあるあるらしい)
読者はこれらのリアルな体験を通じて、生と死の間で起こる様々なドラマに触れることができるのです。
仕事を通じた成長
壮絶な体験ばかりではない。
この本では同僚との交流や、日々の業務を通じて一人前の火葬場職員として成長していく過程も描かれている。
時には笑いあり、時には心温まるエピソードも...。
命の尊さを伝える物語
この漫画は、命の尊さや人としての終焉をどう迎えるか、そしてそれをどう受け止めるかというテーマに深く切り込んでいる。
読者にとっては日常とはかけ離れた場所で起こる事柄が、新たな気づきや考えをもたらすはず。
まとめ
自分だったり、大切な人だったり誰もが携わる場所。
現実には一般的になかなか知り得ない場所だからこそ、そこに広がる世界がどんな場所なのかとても興味深い。
画風や作品の構成もそこまでシリアスにさせない内容となっているので、こんな世界が広がっているんだと興味がある人は是非とも本を手に取ってほしい。
また、私はまだ見ていないが著者が運営する「火葬場奇談」というYouTubeチャンネルも存在するようなので、本書を読んだ後はそちらの内容も合わせて見るとより深い理解を促すかもしれない。
Kindleでも読むこともできるが、U-NEXTだと無料で読むことができるのでおすすめ。