2024年初日から石川県や能登半島を襲った大型地震。
以前もこのブログでも話したが、地震大国の日本にいる以上決して他人事じゃない。地震じゃないにしろ、どこで誰が災害に巻き込まれるかわからない。だから日頃の対策は非常に重要になってくる。
災害に見舞われた際にインフラである電化製品や、ネットなどの情報収集ができなくなるのは非常に怖い。電気毛布一つあれば救われる命だってある。
なので今回は、停電時でも電源を維持できる装置として注目されているUPS(無停電電源装置)について紹介したいと思う。
Table of Contents
UPS(無停電電源装置)とは?
UPSとはUninterruptible Power Systemの略で、日本語では無停電電源装置と呼ばれている。
UPSには、電力会社からの電力供給が途切れても、内蔵されたバッテリーなどの蓄電装置から電力を供給し続ける機能があるので、パソコンやサーバーなどの機器に対して安定した電力を供給することができるという代物。
UPSのメリット
- 停電時に機器の電源が落ちない
- 電圧変動やノイズなどの電源トラブルに対応できる
- データの消失や機器の故障を防げる
- バッテリーの残量に応じて自動的に機器をシャットダウンできる
UPSの選び方
UPSを選ぶときには、以下のポイントに注意すると良い。
- 出力容量:UPSに接続する機器の消費電力の合計に合わせて選ぶ
- 給電時間:停電時にどのくらいの時間電力を供給できるかによって選ぶ
- 給電方式:電力の安定性や消費電力によって選ぶ
- 出力波形:機器に適した波形を出力できるかによって選ぶ
- バッテリー性能:充電時間や寿命によって選ぶ
おすすめのUPS製品
ここでは、おすすめのUPS製品を5つ紹介。
よかったら参考にして欲しい。
オムロン BY50S
- 出力容量:500VA/300W
- 給電時間:約10分(300W負荷時)
- 給電方式:ラインインタラクティブ方式
- 出力波形:正弦波
- バッテリー性能:充電時間約4時間、寿命約5年
OMURON UPS BY50SG5は、高性能でありながら比較的安価なラインインタラクティブ方式のUPS。出力波形は正弦波で、パソコンやテレビなどの機器に適しています。また、AVR(電圧安定化)機能により、電圧変動にも対応できます。
APC 無停電電源装置 UPS 550VA/330W BR550S-JP
- 出力容量:550VA/330W
- 給電時間:約10分(165W負荷時)
- 給電方式:ラインインタラクティブ方式
- 出力波形:正弦波
- バッテリー性能:充電時間約8時間、寿命約3年
APCの無停電電源装置 BR550S-JPは、中小規模ビジネスや家庭向けに適した大容量で自動電圧調整機能(AVR)が付いた電源バックアップソリューション。
正弦波出力を持ち、PFC(力率改善回路)電源に対応しており、安定した電力供給が可能。また、運転効率が高く、コンパクトな設計が特徴でパソコンやネットワーク機器などへの使用に最適。
サイバーパワー・ジャパン | 無停電電源装置 | CPJ1200
- 出力容量:1200VA/720W
- 給電時間:約10分(360W負荷時)
- 給電方式:常時商用給電方式
- 出力波形:正弦波
- バッテリー性能:充電時間約8時間、寿命約3年
サイバーパワー・ジャパンの無停電電源装置 CPJ1200は出力容量が大きく、複数の機器に対応できる常時商用給電方式のUPS。
出力波形は正弦波で、パソコンやゲーミングPC、サーバーなどの機器に適しています。また、落雷による過電流を防ぐサージプロテクター機能や、自動的に機器をシャットダウンするソフトウェアも付属。
CyberPower 無停電電源装置 (ラインインタラクティブ給電/正弦波出力) 1500VA/1050W PR1500JP
- 出力容量:1500VA/900W
- 給電時間:約10分(450W負荷時)
- 給電方式:常時インバーター給電方式
- 出力波形:正弦波
- バッテリー性能:充電時間約8時間、寿命約3年
サイバーパワー・ジャパンの無停電電源装置 CPJ1500は、常時インバーター給電方式で高い信頼性を持つUPS。出力波形は正弦波。
まとめ
UPSは、停電時でも電源を維持できる装置で、様々なメリットがある。
しかし、UPSには出力容量や給電時間、給電方式、出力波形、バッテリー性能などの違いがあります。
そのため、自分の用途や予算に合ったUPSを選ぶことが大切です。
今回は、おすすめのUPS製品を4つ紹介しましたが、他にも多くの種類やメーカーがあるので、是非自分に最適なUPSを見つけてください。
備えあれば憂いなし。