随分前から書きたいと思っていたテーマだがおこがましく思い、ずっと後回しにして数年と数ヶ月。
著者も投資を始めて約3年経つし、来年からシンNISAもスタートすると言うことでいい加減チャレンジしてみる。
きっとベテラン投資家からすれば3年と言う月日はまだまだヒヨッコなのかもしれないけれど、ヒヨッコはヒヨッコなりにこれから投資を始める人の気持ちもわかるつもりでいるし、自分も日々まだまだ勉強中の身だけれども少しでも投資ってどういうものかとわかってもらえたら嬉しい。
目 次
投資とは何か?
最近だとバラエティ番組などでも取り上げたり、いろんな場面で”投資”と言う言葉は使われるので大体はイメージできると思うがまずはおさらいしてみよう。
投資とは、一言で言うと将来的に利益を追求するために、特定の資産や会社にお金を費やす行為。
例えば、株式投資という投資方法を例とすると
あなたが企業の一部を所有(株式)し、その企業が成功すれば株式価格が上昇し、あなたには配当などの利益が得られます。
利益を享受できるのは主に”インカムゲイン”と”キャピタルゲイン”のふた通り。
- インカムゲイン
主に配当金収入のこと。
株式を所有しているだけで、会社の利益の一部を定期的に受け取ることができる。まさに不労所得。 - キャピタルゲイン
簡単に言うと、安い時に買って高くなってから売ることでその差額利益を得る方法。会社の成長を見込んで投資することで将来的に会社の価値が高くなってから売却することで利益を得るイメージ。
なぜ投資をするべきか?
すでに言うまでもないが銀行の利子はすでに終わっている。
昔はよく、お金を手に入れたら『銀行に貯金しておきなさい』と言われた方も多いと思うが、なぜそんなことを言われたかというと昔は銀行へ預けた時の利子が高かったから。普通に預金するだけで2%とかもらえた時代があったからだ。
自分の親などの世代はその記憶が強いので、未だに銀行に預け入れておくだけでお金が増えるという考えが払拭しきれない人が多い。
それが今や都市銀行に預けれた場合の利子はわずか0.001%
近年はご存知の通り記録的な円安となっている。
銀行に預けておくだけでは増えないどころか、むしろ円の価値がどんどん目減りしていっている状況。つまりお金が減っているのだ。
だから今の時代はお金を預けるだけではなくお金自体に働いてもらう。つまり投資を行うことが重要になっている。
投資を行っている人、いない人で今後さらに貧困の格差が出ることだろう。
リスクとリターン
とはいえ、投資で自分の資産を増やす可能性もあるが、もちろん逆に減ってしまう可能性もある。投資をやる上で忘れてはいけないリスクとリターンの重要性。
リスクとリターンは表裏一体となっている。
高いリターン(利益)を狙う場合は同等のリスク(損失)があると言うことだ。
リスク無しですぐに大金が欲しいと言う虫の良い話はない
よく話に出るのが「投資をやると全財産なくなりそうだから投資は危ない」と言う話。
これは、投資🟰デイトレードと言うイメージがなぜか強く植え付けられているからだろう。(よくTVとかで描写されるモニターがいっぱいの部屋でやっているやつ)
デイトレードもまさにこの理屈とマッチしていて、大きく儲けられるけど失う額も多い典型的な例。
長期的な視野と忍耐
じゃあ、やっぱり株は危ないの?というと半分正解で半分不正解。
それぞれ自分の中でリスクの許容範囲(リスクヘッジ)を考えて、投資先や投資額を決めたりすることで資産を増やす可能性を高めることができる。
これは約30年における株価の推移なんだけど、約数十年に一回”⚪︎⚪︎ショック”と言うものが起きるのにも関わらず、基本的には経済は右肩上がりになっている。
つまりどう言うことか?
短期間で見ると暴落し大損することになるが、長期的に株を保有することでリスクを減らし資産が増えると言うことだ。
投資をしている人でどんな人が一番リターンが高いか?
毎日株価推移を見て対策している人と思いきや、正解は自動積立投資の途中で亡くなってしまった人や、自動積立投資をしたまま投資していることを忘れている人と言う有名な話もある。
なぜか?
人には感情があるから。
⚪︎⚪︎ショックなどで暴落を食らったり、周りの人の意見などで違う投資先に途中で変えてしまったりする為だ。だから、亡くなってしまった人や投資していることを忘れてしまった人は余計なバイアスがかからない為、長期的に淡々と投資することができるからだ。
要は高いリスクをとって今すぐお金持ちになるんじゃなくて、10年や20年と言う長期的なスパンで投資することでリスクへ減らし資産を増やすことができると言う話。
全く放置するのではなく時には現状を見てリバランスすることも大事
つみたてNISAとは?
リスクを最小限にする意味でも長期的なつみたて投資が大事なのはわかったけど、何からすればわからない初心者にお勧めしたいのが”つみたてNISA”だ。
つみたてNISAは、日本の個人投資家に向けて国が提供している特別な制度。
この制度を利用することで、通常なら株や投資信託を売却する際に利益に対して20.315%の税金が取られるが、NISA口座なら資産を売却する際に非課税で利益を受け取ることができる。なのでこれから投資を始める初心者でも税金優遇の恩恵を受けつつ、長期的な資産形成をすることができる。もちろん中級者や上級者も同じ条件で使える制度なので、まずは少額でもNISA口座を開設することを強くお勧めする。
また、2014年からスタートしたNISA制度だが投資額の上限や期間などさまざまな制限等があったが、より柔軟な制度変更で2024年からNISAは生まれ変わる。
今までは一言でNISAと言っても”つみたてNISA” ”一般NISA” ”ジュニアNISA”と三本柱だったが、新NISAになることでジュニアNISAが廃止され悲願だったつみたてNISAと一般NISAの併用もできるようになり非課税期間も撤廃されることになる。
ここら辺は話すとまた長くなってしまうので別枠で。
あと数ヶ月でNISAが変わるなら資金を貯めて来年まで待つと言う選択肢もあるが、現行のNISA枠はもちろん使えるので私的には練習の意味でも、NISA口座を作り少額でも体験してみることをお勧めする。
現行のNISA枠は来年まで持ち越せないのと、原則NISA口座は一人ひとつのNISA口座しか作れないので注意
NISA口座開設による注意
投資の重要性に気づきNISA口座を開設してみようかな?と思った優秀なあなたに一つアドバイスをするなら、銀行等の窓口には決して行かないこと。
一言で言うとカモにされるからだ。
- 売り手の利益
銀行の担当者は商品を販売する売り手。彼らは特定の投資信託やNISA商品を販売することで報酬がもらえる。そのため彼らは売り手(特に初心者の人)に銀行側にメリットがある商品を勧めてくる。 - 一方的な情報
銀行担当者は銀行の商品に関する情報は提供するが、上記のこともあり銀行の商品の不利になる情報は提供しない場合がある。 - 手数料
長期間投資をする上で重要となってくる手数料。「数%だからいいや」と蔑ろに考えてしまう方もいるかもしれないが、投資は短期間ではなく長期投資。お金を増やす事のが目的なのでコストは少しでも抑えたいところ。なので関節者が入ると削減したい手数料がさらに高くなってしまう。また、銀行側でお勧めしてくる商品は手数料がバカ高い。(銀行側で利益が欲しい為) - 短期的な視野
銀行の担当者は通常、短期の売り上げに焦点を当てている。
しかし上記でも話したが投資は長期的な目線が必要になる為、銀行側とは見る視野が違う。
銀行の窓口の人はお金のプロではあるが、投資のプロではない。
これは投資に限らず、例えばドコモやauなどの通信会社関係や保険会社など、もはや店舗の窓口に行くメリットはない。申し込みやわからないことを調べるなどの行為は今や全てネットでできてしまうからだ。
情報弱者は搾取される世の中なので、常に自分で情報を集め行動することが大切。
開設先の選定
銀行などの窓口でNISA口座の開設・商品の購入はダメならどこで行うかというと答えはネット証券だ。オススメは楽天証券かSBI証券をお勧めする。
開設の仕方は別の記事で行うが、楽天証券なら画面も見やすく初心者にもとっつき安く、楽天市場のポイント倍率が上がるSPUプログラムもUPするので楽天ユーザーにもお勧め。
また、楽天証券ではつみたてNISAなどの簡単シミュレーションなどもあるので、自分がいくら投資して何年でいくらぐらいになるか一度参考にしてみるのも良い。
毎月投資額部分の33,333円は現行のつみたてNISA上限額である年間40万を12ヶ月で投資した場合の金額。もちろん金額を下げることもあげることも可能。(年間で40万以内であれば)
例えば、今から上限額である40万の枠を使い切りたい場合は12ヶ月割は無理なので、1ヶ月の投資金額を上げるか、ボーナス月投資なども設定できるのでそれで調整して欲しい。
念のため断っておくと、これはあくまでシミュレーションである為100%こうなると保証するものではない。経済は不安定で上がる時もあれば下がる時も当然あるのでもっとジグザクな推移となる。
実際の私のつみたてNISAの推移
SBI証券は楽天証券と違って少し見づらいが、商品のラインナップが豊富で為替コストなど手数料が安いのでおすすめ。
私を例にとってみると、初めは楽天証券でNISAを初めてその後SBI証券も開設しNISAとは別枠で投資商品を購入しているが、来年の新NISAに向けてSBI証券にNISA口座をお引越しする予定。
理由はSBI証券でつみたて購入している商品が楽天証券にないという理由。
この場合どうなるかというと、楽天証券で購入していた現行のつみたてNISAは買い増しができなくなるのでそのまま楽天証券で放置し、SBI証券で新たに新NISA枠として投資商品を購入していくといったイメージ。先ほども触れたがNISA口座は1人1つだけしか開設することはできないので、両方の証券会社で商品を購入することはできない。
また、今まで楽天証券で購入してきた商品は別の証券会社へ移管できないで、そのまま楽天証券に残ることとなる。ただし、現行のつみたてNISAの制度はそのまま最長20年間非課税となるので、20年後まで放置し利益の最大化を狙う。
その前に売却することも可能だけど、一度売却すると現行のNISAでは買い直すことはできなくなるので注意
まとめ
投資は現代で資産を増やす上で重要な方法の一つ。
初めて投資を考える際、不安や疑念があるかもしれませんが、その第一歩を踏み出すことが非常に重要です。リスクを理解し、知識を深めながら、ゆっくりと将来のために小額でも始めることができます。
そして、投資があなたの将来の財政的な安定や目標達成に向けた力強いツールであることを覚えておいてください。
長期的な視野を持ち、忍耐強く取り組むことが成功への道です。また、過去の成功や失敗から学び、投資戦略を調整することも大切です。
最後に投資はあくまで自己責任であり正解がありません。
だからこそ、日々勉強し無駄な支出を抑え自分のリスク許容度の中で最大限に行うことがあなた自身の未来をより明るくすることでしょう。
成功への第一歩を一緒に踏み出しましょう。
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