Looking Glass Factoryから、革新的な新製品「Looking Glass Go」が発表されました。これはポケットサイズで持ち運び可能な空間AIディスプレイで、通常の2D写真を奥行きのある立体空間として映し出すことができます。
このデバイスはスマートフォンサイズのコンパクトさを持ちながら、従来あったメガネなども必要なく多視点から異なる映像を見せることができるライトフィールドディスプレイ技術を採用しています。
これによりユーザーはまるで実際にそこにあるかのような立体映像を楽しむことができる。
Table of Contents
1. Looking Glass Factory社の野心的な取り組み
Looking Glass Factory社は、2014年の創業以来、誰もが裸眼で立体映像を楽しめるデバイスの開発に力を注いできました。
これまでの製品ラインナップには、大型ディスプレイから写真立てサイズの「Looking Glass Portrait」などがあります。これらはすべて、複数の視点からの画像を生成し視聴者に合わせて切り替えることで立体感を生み出す「ライトフィールドディスプレイ」という技術を採用。
Looking Glass Factoryはこの分野の草分けであり、その技術の進化をLooking Glass Goで体現しています。
2. Looking Glass Goの特徴
- サイズと重量:スマートフォンサイズで、重さはわずか235g。片手で持てるほど軽量で、持ち運びやすいデザインです。
- ディスプレイの厚み:従来の製品よりも大幅に薄くなっており、非常にスリムです。
- 独立したデバイス:PCやスマートフォンとの接続は不要。画像を転送するだけで、単体で立体映像を表示できる。
- Wi-Fi機能:Wi-Fiを内蔵し、ネットワークに接続して使用。
3. 使いやすさと互換性
- バッテリー:内蔵されていないものの、USB Type-Cを通じてモバイルバッテリーで使用可能。専用のものでなくてもOK。
- ピクセル密度:「Portrait」の倍のピクセル密度を実現。これにより、より鮮明でリアルな画像が生成されます。
- 視野:生成される画像は「40から100視野分」に及び、多角度からの視覚体験が可能。
4. 革新的なウェブサービスとの連携
Looking Glass Factoryが提供する専用のウェブサービスを利用することで、2Dの静止画を瞬時に3Dイメージに変換し立体的に表示できます。
現在は静止画のみだが、今後動画にも対応する予定とのこと。
このサービスは、PCでもスマートフォンでも利用可能のようだ。
5. Luma AIとの提携
Luma AIは写真や動画から3D化するアプリを提供しており、高画質な3Dシーンを作成できます。Looking Glass GoとLuma AIの提携により、Luma AIで作成した3Dデータを簡単にLooking Glass Goで表示できます。
これにより、個人の写真や動画を新しい形で楽しむことができる。
6. PC接続と生成AIの活用
Looking Glass GoはPCにも接続可能で、生成AIとの連携が特徴的です。例えば、ChatGPTを使ったCGキャラクターとの対話が実現できます。この機能により、ユーザーはよりダイナミックな3D体験を楽しむことができます。
開発は日本のGugenkaが担当し、VRMモデルの読み込みにも対応しています。将来的には、さまざまな生成AI技術を組み合わせて使用することも可能です。
7. 価格と予約情報
Looking Glass Goは、特別価格38,000円からの超早割プランが用意されています。(12月9日22時までの限定オファー)
また、バンドルセット(本体、バッテリパック、キャリーケース)も45,500円で提供されています(どちらも税・送料込み)。
出荷開始は2024年6月を予定しており、日本ではクラウドファンディングサイト「Kibidango」と「GREEN FUNDING」で予約受付が行われています。
8. Looking Glass Goの将来性
Looking Glass Goは、単なる立体映像ディスプレイを超えた存在です。
そのコンパクトなサイズ、高い画質、使いやすさ、そしてPCや生成AIとの連携など、無限の可能性を秘めています。これからのアップデートや新しい機能の追加にも期待が膨らみます。
あなたの手のひらに広がる3Dの世界、Looking Glass Goで新しい体験をぜひ。