みなさんこんばんは!
新型コロナウイルスの猛威が止まりません。
初めは
「暖かくなれば、そのうち落ち着くでしょ」
と、多くの人が思ってその時を待っていましたが
一向に沈静化する兆しがありません。
2020年4月3日のデータでは
日本で累計 2,541名の方が感染している様です。
とうとう、私が住む宮城県、仙台市でも
週末の不要不急の外出自粛要請が出ました。
今日、仕事帰りに必要な日用品を買いに行ったのですが
色々な物が売り切れとなっていました。
中でもこの一件があってから
マスクの品切れは本当に深刻化しています。
そこで本日は
市場にマスクが戻ってくるまで
緊急処置としまして
使用済みのマスクを再生させる方法
をご紹介したいと思います。
(日本衛生管理協会 参照)
目 次
- マスク再生の前に
- 準備するもの
- 1.水を染み込ませる
- 2.付着汚れを浮かせる
- 3.洗剤を洗い流す
- 4.水分を減らす
- 5.漂白剤に浸透させる
- 6.薬剤を洗い流す
- 7.水分を減らす
- 8.仕上げに
- 終わりに
マスク再生の前に
この方法は先日、理容師さんに教えてもらった方法によるものです。
理容師法を活用したやり方になりますが
洗浄不足により、肌が荒れるなどの症状が発生する可能性もあるので
自己責任の元で行ってください。
また本来、不織布マスクは使い捨てです。
マスク不足時の応急処置として参考にしてください。
マスクが従来通り普及される様になったら
通常通りにお使いいただくのがベストだと思います。
今回の方法は、マスクシート内に不繊維以外の
ジェルなどの素材が含まれるマスクは再使用できません。
準備するもの
- 使用済みのマスク
- ステンレスの皿
- お水
- 中性洗剤
- 次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)
- キッチンタイマーなど
- タオル
- アイロン
- 洗濯のり(お好み)
- 乾燥剤と密閉容器(保存する場合)
1.水を染み込ませる
まず、ステンレスの皿に使用済みマスクを置き
水道水を入れていきます。
水を入れましたら
マスクを型崩れさせない様に優しく押しながら
内部まで水を染み込ませましょう。
この時、鼻部分の金具も優しく押して平らにしておきます。
2.付着汚れを浮かせる
次にマスクに付着した埃などの汚れを取り除いていきます。
お使いの家庭用台所洗剤を使います。
先ほどの水を張った状態の皿に
家庭用台所洗剤を1滴垂らします。
洗剤1滴を垂らしたら、洗剤が水全体に行き届く様に
水やマスクを動かせます。
洗剤が水全体に行き届いたら
マスク両面を優しくもみ洗いします。
ゴシゴシとではなく、軽く押し当てる感じで
ある程度洗い終わったら、そのまま10分放置します。
3.洗剤を洗い流す
10分放置し終わりましたら
洗剤を洗い流していきます。
この時も、優しくマスクを洗い流していきましょう。
ここで洗い流しが足りないと、皮膚が弱い方だと
肌トラブルにも繋がるので、よく洗い流します。
マスクの”ヒダ”のところは洗剤は残りやすいので
一枚一枚めくってよく洗います。
マスクの型崩れにも繋がるので、皿に乗せた状態で洗いましょう。
4.水分を減らす
マスクをよく洗った後は、含んだ水分を
外に出してあげます。
軽く押し出してあげる程度で大丈夫です。
5.漂白剤に浸透させる
次に次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を使って
マスクを洗浄していきます。
今回は、うちで使ってるキッチン泡ハイターを使っていきます。
再び、ステンレスの皿に脱水したマスクを置き
水を入れます。
水を入れましたら
マスクに直接ではなく、水に向かって
泡ハイターをワンプッシュします。
泡タイプ以外の漂白剤だったら
水に対して0.1%の割合で漂白剤を入れます。
薬剤を入れたら、洗剤の時と同じ様に
濃度を均等させるためにも、よく水と混ぜます。
混ぜ終わりましたら、そのまま再度10分間
マスクを浸けておきます。
次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性なので
マスクに付着した”皮脂”なども溶解させて除去できます。
6.薬剤を洗い流す
10分薬剤に浸けおきしておいたら
洗剤の時と同じ様に、皿に置いた状態でよく洗います。
ゴシゴシとは洗わず、優しくです。
ヒダの所も念入りに洗います。
お肌が弱い方は、家庭用洗剤を一滴垂らし
再度、洗い直しするのもおすすめです。
7.水分を減らす
マスクを絞る等はせずに、水分を押し出して
水分量を減らしていきます。
この時、洗ったマスクの匂いを嗅いでみてください。
もし薬剤の匂いがした場合は、すすぎが足りない証拠ですので
再度、よく水洗浄してください。
8.仕上げに
最後にマスクを乾燥させていきます。
洗ったマスクをタオルの上に置きます。
マスクをタオルで包んで
軽くタオルドライします。
次に、マスクをタオルで挟んでいる状態で
両面にアイロンをしていきます。
注意)直接マスクにアイロンしない事
高温蒸気により、さらに消毒効果が期待されます。
アイロンの段階で
マスクが完全に乾いていないと思いますので
乾燥剤を入れて、密閉容器に入れるか
室内で吊るし、完全に乾燥させます。
(屋外では花粉等の付着の可能性がある為)
マスク、再生完了!
行程で見れば長そうに見えますが
実際やってみると、それほど面倒くさくなくできると思います。
後はお好みですが
マスクが乾いたら、マスクの外側に
”洗濯のり”を噴射して、マスクにコシを出しても良いとのこと。
実際に使用した感想
使用済みのマスクを再生してみて
実際に装着して会社に行ってみました。
◎質 感
マスクが乾いてみてから触ってみましたが
特に新品の質感と変わりありませんでした。
鼻の針金部も通常通り、再度曲げて使えます。
◎見た目
アイロンのかけ方が甘かったのか(アイロン台ないからか?)
細かいシワがありましたが、使う分には全く問題ありません。
なぜなら、マスクは広げて装着するから。
実際、会社ではずっと付けっぱなしでしたが
新品のマスクではないと気づかれることはありませんでした。
◎匂 い
行程7で確認済みでしたが
これまた特に気になりませんでした。
◎肌荒れ
正直、これが一番怖かったのです(笑)
お昼休みになって、恐る恐る鏡を見てみたら・・・
普通でした(笑)
◎耐久性
仕事で動き回ったり、少し力仕事の時も着用していましたが
特に問題なさそうです。
1日着用してみて、あまりに問題なかったので
実は、同じマスクを二回再生させて使ってみました^^;
流石に、再生二回目はどこかしらボロがでるだろうなぁ
と思っていたのですが
特に変化がありませんでした^^;
(もちろん、匂いも質感も込みで)
おそらく、3回目の再生も問題なく使用できそうでしたが
とりあえず、まだマスクの予備もあるので
検証は2回の再生で終了。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
本当は、マスクが普通に流通していれば必要のないことですが
今はそうはいきません。
色々規制が入り、マスクの転売などもなくなり
ますます、手に入りづらくなっている状況ですが
こういうことも活用しつつ
少しでも感染を予防して
一刻も早く、平穏な日々が戻ってきて
くれたらと願うばかりです。
いつ、誰が、どこで発症してもおかしくない状況ですから
未然に防げる可能性を高めていきましょう。
↓よかったら応援クリックお願いします↓