このブログでも再三触れてきた、仙台市若林区上飯田で計画されている「仙台ハーベストビレッジ」が急展開を見せました。
農業の6次産業化拠点として期待されていたこの施設ですが、予定されていたヨークベニマルの出店が正式に撤回されるというニュースが飛び込んできました。
いったい何が起こっているのか、最新情報をまとめました。
Table of Contents
仙台ハーベストビレッジとは?
「仙台ハーベストビレッジ」は、宮城県仙台市若林区上飯田に計画された複合施設で、農業の6次産業化を推進する拠点として整備されていました。
6次産業化とは?
1次産業(農業・漁業・林業)+2次産業(加工)+3次産業(販売)を組み合わせ、生産者が収益を最大化できる仕組みを指します。
この施設には地元産品を活かした飲食店や直売所が設置される予定でしたが、開業が大幅に遅れ、当初のオープン予定より1年以上も沈黙を続けていました。
予定通り開業しない理由とは?
① 建設資材の価格高騰
当初の計画では、2023年秋頃までの全面開業を目指していました。しかし、建設資材の価格高騰により整備費用が膨らみ、関係事業者の間で協議が長引いたことで、予定通りの開業が難しくなりました。
② デベロッパーの離脱
さらに追い打ちをかけたのが、物件を取りまとめていたデベロッパーが2023年末に離脱したことです。現在もデベロッパー不在の状態が続いており、運営体制の見通しが立っていません。
③ 大型テナントの開業遅延
施設自体は完成しているものの、営業を開始したのは一部のパン屋などの小規模店舗のみ。肝心の大型店舗は未だ営業開始に至っていません。
④ 近隣の買い物環境の悪化
周辺ではプロマートや、MORIYAなどの既存のスーパーが相次いで閉店しており、地元住民の買い物環境が悪化しています。仙台市もこの問題を認識しており、事業者に対して一日も早い開業を働きかけているようです。
ヨークベニマルの出店撤回!公式発表の内容
当初、「仙台ハーベストビレッジ」の核テナントとして予定されていたのが、大手スーパーマーケットのヨークベニマルでした。しかし、2025年3月10日付で公式に出店計画を撤回することが発表されました。
公式発表のポイント
- 2023年末にデベロッパーが離脱し、現在もデベロッパー不在
- 出店契約の締結が困難になり、やむを得ず出店を断念
- 地元住民への影響を考慮しつつ、代替案を検討
つまり、施設側の運営が安定していないために、ヨークベニマルとしてもリスクが高いと判断したということです。
他のスーパーの出店予定は?
現在、運営側は新たなスーパーマーケットの誘致を検討中とのこと。しかし、具体的な候補や交渉状況については明らかになっていません。
仙台ハーベストビレッジは今後どうなる?
仙台市としても、周辺の買い物環境の改善のために開業支援を進める方針を示していますが、現時点では全施設の開業時期は不透明です。
今後のポイント
- デベロッパーの新規参入があるのか?
- スーパーの新規テナントは決まるのか?
- 全面開業はいつになるのか?
最新情報が入り次第、追ってお知らせします!
まとめ
- 仙台ハーベストビレッジはいまだ遅延が続いている。
- 建設費の高騰やデベロッパー離脱が原因で、運営が停滞
- ヨークベニマルは2025年3月10日に正式に出店撤回を発表
- 代わりのスーパー誘致が進められているが、詳細は未定
オープンは一体いつするんだ?と多くの人が気になっているハーベストビレッジ。今回ヨークベニマル正式に撤退とまさかの結末に。
東北最大級の無印良品も同じく沈黙を続けているので、とても気になるところです。(個人的には無印良品が無事オープンしてくれれば特に問題ないのですが・・・。)
良くも悪くも少し動き出した、ハーベストビレッジ。
今後の動向に注目です。
📢 最新情報は随時更新!
「仙台ハーベストビレッジ」の進捗や新たなスーパーの出店情報が入り次第、お伝えします。気になる方はぜひチェックしてください!